お葬式に参列されていない方から、郵送で香典を頂いた時はどうしたら良いでしょうか。すぐに電話でお礼をするか、忌明け後の香典返しをする時に添え状でお礼の挨拶をするか。
正解は、「すぐに電話でお礼をする」です。忌明けまでには間が空きすぎます。相手の方は、香典がきちんと届いたのかどうかを不安に思っています。まずは、香典のお礼は電話ですぐにするべきです。そして、忌明け後に香典返しと挨拶状を送ります。
香典のお礼を言う際の例文
香典のお礼を電話で伝える場合は「このたびは、○○の葬儀に際して、過分なお香典を頂き、痛み入ります。」
長電話はせず、参列への感謝を述べるのが一般的となります。
電話をする時の注意点
香典のお礼では、タイミングや、言ってはいけないお礼の言葉、押さえておきたいポイントがあります。
電話をするタイミング
お礼の電話をするのは喪主なので、一番近い人が亡くなり、ただでさえ辛い状況の中で、慣れないお葬式をなんとかこなし、更に香典のお礼の電話をして、というのはとても大変なことです。お葬式当日は無理でも、お葬式から2~3日以内にはお礼の電話ができたら理想です。
お葬式を済ませて精神的にも肉体的にも辛いところですが、相手の方も香典が届いたのか心配していることを考え、できるだけ早くお礼の電話をしたほうが良いです。
「ありがとう」は禁句
「ありがとうございます」は、喜びの気持ちも含まれてしまうので、葬儀にふさわしくなく香典のお礼には使用しません。
香典のお礼では、「ありがとうございます」の代わりに、「痛み入ります」「恐れ入ります」を使用するのが一般的です。
香典のお礼電話で押さえておきたい3つのポイント
香典のお礼の電話では、以下の3つのことを話すようにしましょう。
- 香典のお礼
- 葬儀を無事に執り行えたことの報告
- 本来直接会ってお礼すべきことを電話でするお詫び
香典のお礼は、本来であれば直接会って口頭でお伝えするのがマナーなので、「電話にて失礼します」と一言伝えると良いです。
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