「感謝」に隠された意外な効果・大切な理由

マインドセット

私たち人間は、他人との関わりなしには生きていけない生き物です。
お互いに助け合いながら、いろいろな物事を進めていきます。
でも、人は、そういう “他人からの親切” を当たり前のように感じてしまったり、有難みを感じなくなってしまいます。
じつは、いくつかの研究から、感謝の気持ちをしっかり抱くこと、そしてその気持ちをしっかり伝えることは、人生の幸福度にポジティブな影響を与えることがわかっています。
今回は、「感謝」に隠された意外な効果・大切な理由をご紹介します。

感謝の言葉を言うことによって、心と身体に好影響をもたらす4つの脳内物質が分泌される

2009年にマンチェスター大学の研究者が発表した論文によれば、感謝の気持ちを持つことで、ストレスを抑制する働きがある「視床下部」や、報酬系の一部を担う「腹側被蓋野」が活性化することがわかりました。
また、ノースカロライナ大学の社会心理学者サラ・アルゴ氏らが実施した、77組のカップルを対象とした研究では、感謝するという行為により、感謝する側とされる側両方において、オキシトシンの分泌が活性化されることが示唆されています。
これらのように、脳科学の研究によると、感謝の言葉を言うことによって、心と身体に好影響をもたらす4つの脳内物質が分泌されることがわかっているのです。
この4つの脳内物質について解説します。

ドーパミン

幸福物質とも言われていますね。
ドーパミンは「これから何かいいことが起こりそうだ」と思った時に分泌され、モチベーションを上げて、集中力を高める効果があります。
また学習能力や記憶にも効果があるとされており、ドーパミンが出た状態ですることには依存症状が出るとも言われています。
つまり日頃から感謝をして仕事などをすることで、集中力が高まった状態で仕事することができるので、感謝は成功の鍵であると言えるでしょう。

セロトニン

癒し物質とも言われています。
セロトニンの分泌によって、安らぎ、落ち着き、緊張の緩和がもたらされます。
またセロトニンは感情のコントロールに深く関わっており、セロトニンが不足していると、ストレス障害、うつ、睡眠障害の原因となることがあります。
日頃から感謝をすることで、セロトニンの分泌が促され、ストレスが少なくなり、精神に安定がもたらされます。
ストレスが少ないと、その分仕事などのパフォーマンスは向上するので、感謝が成功の鍵であると言われているのです。

オキシトシン

リラックス効果のある物質です。
オキシトシンが分泌されることによって、リラックスだけでなく人を思いやることができます。
その点で「恋愛ホルモン」、「絆ホルモン」といった呼ばれ方をすることもあるのです。
リラックス効果によってセロトニンと同様にストレスが少なくなり、仕事のパフォーマンスは上がると言えるでしょう。
また、成功には人間関係や人脈が必要不可欠ですね。
先ほど申し上げた通りオキシトシンが分泌されることで人を思いやることができるようになります。
人を思いやることであなたの周りにはあなた自身を助けてくれる人が集まってくるはずです。
あなたを助ける人が多いほど成功に近づくでしょう。
オキシトシンは精神的にも、人間関係的にもあなたを成功に近づけさせてくれる脳内物質なのです。
また、このオキシトシンは免疫力を高める効果もあり、健康面でも注目が寄せられています。
オキシトシンは成功にあなたを近づけ、あなたの健康をサポートしてくれるのです。
感謝はなぜ大切なのか【感謝が成功の鍵というのは本当だった!】 | roroLog(ろろろぐ)

エンドルフィン

最強の脳内快楽物質と言われています。
脳内麻薬、体内モルヒネとも言われています。
このエンドルフィンはこの上なく幸福感、集中力を高めます。さらには免疫力も高まり、苦痛を感じにくくさせる効果があるのです。
ここまで読んでくださった方なら、エンドルフィンがいかにあなたを成功に近づけるかもうおわかりのはず。
幸福感、集中力によって仕事の効率は爆上がりすることでしょう。
さらには苦痛を感じにくいのでストレスを感じることなく成功に近づこうと努力することが可能になります。
そして免疫力の向上によって体調が崩れにくくなる…
さらに、このエンドルフィンのすごいところは「感謝された側」も分泌される点です。
感謝の習慣がついているともちろんエンドルフィンが多く分泌されます。さらにオキシトシンの効果によってあなたは人を思いやることができるでしょう。
そうすれば感謝されますよね?そこでまたエンドルフィンが分泌されます。
感謝は成功に一番効果がある脳内物質を無限に作り出すシステムを構築するのです。
このように感謝によって様々な脳内物質が作られ、その脳内物質の効果によってあなたはより成功に近づくのです。

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