「新入社員としてビジネススキルを学びたい」「業務の知識は身についてけど、ビジネススキルを身につけてさらに成長したい」と思っている人も多いと思います。でも、
・そもそもビジネススキルって何?
・ビジネススキルって、どういうスキルがあるの?
と疑問をもつ人がいると思います。
この記事では、
・ビジネススキルとは、どういうスキルをいうのか
・ビジネスシーンで役に立つ、実務を遂行する能力や技術についてのビジネススキル12個
を解説します。
ビジネススキルを大きく「対人スキル」「目標達成スキル」に分けて整理し、その内容をご紹介します。
「対人スキル」を身につけると、コミュニケーションが上手になり、人間関係が良くなります。その結果、仕事がスムーズに進むようになります。
「目標達成スキル」を身につけると、思考が整理され、的確な目標を設定することができます。
それをきちんと管理し進めていくことで、仕事上のゴールに早く到達できるようになります。
「自分はこうなりたいから、このスキルを向上させたい」という意識をもっていると、学びやすくなり、努力が長続きします。
向上させたいスキルから読み進めてください。
ビジネススキルとは
この記事では、ビジネススキルとは、仕事を行う上で役に立つ技術や能力をいいます。
業務上の専門的な知識や資格ではなく、基本的で汎用性の高いスキルです。
これから解説するビジネススキルを身につけることで、異動、転職など業務内容が変わったり、昇格して立場が変わっても、安定した実力を発揮しやすくなります。
この記事では、大きく「対人スキル」「目標達成スキル」に分けて整理し、基本となるビジネススキル12個を下記の図のようにまとめました。
対人スキル/基本
ここでは、対人スキルのうち、人と接し、会話をする場面で特に基本となるスキルを解説します。
これから解説するスキルを身につけることで、相手の言いたいことを理解し、自分の言いたいことを上手く伝え、人間関係や仕事が良好になることが期待できます。
コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルとは、相手の言いたいことを理解し、自分の言いたいことを上手に伝え、互いに分かり合うための能力全般を言います。
コミュニケーションスキルを向上させることで、相手との意思疎通がスムーズになり、信頼関係が深まります。
その結果、職場での人間関係が良好になったり、仕事が円滑に進んだり、部下の育成・指導が上手くいくという効果が期待できます。
コミュニケーションスキルには、主に次のような力が重要となります。
① 聞く力
② 理解する力
③ 伝える力
会話スキル
会話スキルとは、コミュニケーションスキルの伝える力を発展させて、話を進めていくためのスキルを言います。
会話スキルには、主に次のような力が重要となります。
① 相手と打ち解け、相手の心をつかむ力
② 会話をこちらの言いたいことに向かわせる力
質問スキル
質問スキルは、相手との会話の中で、上手に質問することで、相手の言いたいことや、こちらの聞きたいことをうまく引き出すためのスキルです。
質問スキルには、主に下記二つの方法があります。
① オープン・クエスチョン
② クローズド・クエスチョン
対人スキル/ビジネス
ここでは、対人スキルのうち、顧客との交渉やプレゼンなど、ビジネスシーンで役に立つスキルを解説します。
これから解説するスキルを身につけることで、意見に合意を得やすくなったり、説得力のある話し方ができ、相手からの信頼を獲得し、高い成約率などの結果に結びつけることが期待できます。
交渉スキル
交渉スキルは、意見や方向性の違う相手と話し合う中で、一つの意見に合意するように導いていくスキルです。
交渉スキルには、主に以下のような力が重要となります。
① 情報収集力
② 相手のこだわりを見抜く力
③ 実権者や味方を見つける力
④ 落としどころを見つける力
プレゼンスキル
プレゼンスキルとは、多くの人に向けて意見を発信し、伝える力です。
プレゼンスキルを身につけると、少人数相手の商談から、多人数相手の発表や講師役など自信を持って行えるようになることが期待できます。
プレゼンスキルには、主に以下のような力が重要となります。
① 分かりやすくまとめる力
② 聞きやすく話す力
③ 話に説得力をもたせる力
コーチングスキル
コーチングスキルとは、相手が望んでいる結果と現状の間にあるギャップを埋め、相手の気持ちを前向きに変え、前進するサポートを行う力です。
コーチングスキルには、主に以下のような力が重要となります。
① 承認する力
② 傾聴する力
③ フィードバックする力
3-4.セールススキル
セールススキルとは、営業成績を上げるための能力・ノウハウです。
セールススキルには、主に以下のような力が重要となります。
① ニーズを覚醒する力
② 説明・応酬する力
③ 商談を締結する力
目標達成・問題解決スキル/実現スキル
目標達成・問題解決スキルのうち「実現スキル」とは、自分で目標を設定し、ゴールに向けてどうしたらよいか考えていくための力や技術を言います。
このようなビジネススキルを身につけることで、これから目標達成や問題解決のために何をすべきか、どう進めていくべきかの道筋を決めることができます。
目標設定スキル
目標設定スキルとは、モチベーションを高く維持して、仕事に励むことができるような、適切な目標を設定する手法です。
例えば、期初の目標設定を行うに際し、組織の理念や経営目標を理解し、そこに到達するまでの短期・中期・長期の目標を定めます。
そして、部署として、あるいは個人として組織の求める目標をきちんと達成できるように、ロードマップを描いていきます。
重要なのは、今の実力より少し高い目標を設定することです。
容易に達成できる目標では気が抜けてしまったり成長が阻まれてしまいますし、逆に高すぎる目標では無理をしたり、自分を苦しめることになるので注意が必要です。
目標設定スキルには、主に次のような力が重要となります。
① 今の実力を知る力
② 適切な目標を設定する力
③ 評価基準を明確にする力
思考スキル
思考スキルとは、物事を整理して、様々な角度から考える力です。
思考スキルを身につけることで、周囲の納得を得る結論を導くことができます。
思考スキルには、次のようなものがあります。
① ロジカルシンキング
② クリティカルシンキング
③ ラテラルシンキング
5.目標達成・問題解決スキル/管理スキル
目標達成・問題解決スキルのうち「管理スキル」とは、目標に向けての日々の行動を管理していくビジネススキルです。
これを身につけることで、より効率的に目標を達成することができます。
目標管理
目標管理スキルは、設定した目標を達成するまでのプロセスを管理していくスキルです。
適切に目標を管理することで、上手くいかないことがあっても、期限ぎりぎりに慌てることなく、余裕を持って練った対策を実行し、目標達成に向けて行動することができます。
その目標管理には、主に次のような力が求められます。
① 進捗管理する力
② 軌道修正する力
③ 次回に活かす力
タスク管理
タスク管理とは、やるべきことを漏らさず効率的に行っていくための段取りをする力です。
タスク管理のポイントは、以下のようなものになります。
① やるべきことをできるだけ具体的に細かく分解する
② 重要度や緊急度の二軸に沿って、取り組む順番や時間帯を決める
③ 一人で出来るものと、他の人が関係するものを分ける
時間管理
時間管理とは、自分の仕事の所要時間を考慮し効率的に仕事を進め残業を減らしたり、会議や取引先訪問などのスケジュールを管理したりする力です。
時間管理にあたり、下記が重要なポイントになります。
① 所要時間を正確に見積もる
② 仕事の優先順位をつける
③ 予備の時間を取る
まとめ
この記事では、ビジネスシーンで役に立つ、実務を遂行する能力や技術についてのビジネススキルを紹介しました。
ビジネススキルを「対人スキル」「目標達成スキル」に分けて、全部で12個を厳選しています。
「自分はこうなりたいので、このスキルを向上させたい」という目的意識を持っていると、努力が長続きします。
あなたのステージが確実に上がり、見える景色が変わってきます。
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